カテゴリ:名状しがたいITのようなもの( 14 )
たまには、アカデミック?なお話を…
我々情報処理系学科では、
ただいま春の情報処理試験の解説を鋭意作成中であります。
恒例となった季節の行事とはいえ、なかなか重たい仕事です。

その中でちょっと気になった問題があったので、
そのことについて触れたいと思います。

ターゲットは
「平成26年度 春季 ITパスポート試験 公開問題 問27」の選択肢です。

ア アライアンス
イ クロスライセンス
ウ ジョイントベンチャ
エ ロイヤルティ

ア~ウについては、わりと順調に解説を書き進めました。
問題は選択肢エの「ロイヤルティ」です。

英語に直すと
Royalty・・・いわゆる特許(パテント)やライセンスの使用料のこと。
Loyalty・・・忠義なとか義理堅いといった意味があるようです。

LとRが異なるだけで、随分と言葉の意味に違いがあります。
ここではどちらの意味なのか、解説を書く上では突き詰める必要があります。

なんとなく意味的には「Royalty」の方に軍配を挙げたいところですが、
カタカナ日本語的には「ロイヤルティ」より「ロイヤリティ」と
発音しておきたい気もします。

実際にグーグル先生に質問したところ
Royaltyは「ロイヤリティ」、
Loyaltyは「ロイヤルティ」といって区別するような検索結果もありました。

そうすると「Loyalty」の方が優勢になる気がします。

とはいえ、まだまだ真実にはたどり着いていない気がします。

そこでヒラメキました。
コンピュータ校には英語の堪能な外国人の先生もいらっしゃいます。
その先生に相談すれば、この問題は解決するのでは・・・!?

しかし、それは考えが甘かったのです。
その先生はすでにお帰りになられていました。

なんということでしょう・・・。
orz...

そうです。いまはすでに放課後。
定時を突き抜けて残業タイムに入り、宴もたけなわといったところです。

どうりで周りが静かになったと思ったら・・・。
そうですよね、週の始めから残業なんて・・・。
しかも、世間では11連休という声も聞こえてくる中での週の始めです。

さて、気を取り直して、
再びグーグル先生に質問です。

2つの単語に関して「発音記号」を教えていただきました。

当然のことながらLとRは発音が全く違います。
しかしなんと、単語の後半部分は

(ə)lti

ということで、全く同じです。
より発音記号に近い発音は「ロイヤルティ」だと思いますが、
カタカナ日本語的には「ロイヤルティ」でも「ロイヤリティ」でも
問題なさそうです。

結局、どちらでもよい・・・だと・・・?
真実というものは、時に残酷です。
誰だ、「ロイヤルティ」と「ロイヤリティ」で区別するといったのは。

参考までに、このように日本語での表記の区別が難しい場合には
特に表記の指定がなければ、
表記は世間で一般的に多く使われている方を使用する、
という不文律のようなものもあるようです。

・・・。
そして時は過ぎ、ついに、新たな真実へと近づく瞬間がおとずれます。
グーグル先生の出すヒント(検索結果)に、
「カスタマー・ロイヤルティ」
「ブランド・ロイヤルティ」という単語を見つけます。

「カスタマー・ロイヤルティ」(Customer Loyalty)
「ブランド・ロイヤルティ」(Brand Loyalty)
顧客がブランドや会社に親密性や信頼性、愛着や執着の気持ちを持つこと
・・・だそうです。

他の選択肢と比較して、
こちらの方向でロイヤルティと使う方がしっくりくる感じがします。
「ロイヤルティ」「ロイヤリティ」問題も解決しているように思います。
ということで、ここでは「Loyalty」の方を使うのがよさそうです。

これでなんとなく得心がいったので、
今日はこのあたりで仕事を切り上げたいと思います。
お疲れさまでした。


追記:
ちなみに、「平成26年度 春季 ITパスポート試験 公開問題 問27」の答えは
「イ」のクロスライセンスです。
「エ」のロイヤルティではありません。

このように、情報処理系学科講師という生き物は
「飽くなき探究心」に突き動かされ、日々悶々とするのである。
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by trident-it | 2014-04-28 20:46 | 名状しがたいITのようなもの
B-61
Googleマップがあこがれのポケモンマスターを募集した4月1日、
エイプリルフールのネタのひとつかと疑ってしまった話題がある。

音楽を届け続けて50年のUSENが
「2014年4月1日番組改編のお知らせ」ページにて
「B-61」なる音楽放送チャンネルを発表。

なんと、電子の歌姫、初音ミクを代表とするボーカロイド専門チャンネルが誕生した。

歌に形はないけれど、歌い手もボーダレスな時代になり、
そのことが広く世間に浸透したということなのでしょう。

ところで、チャンネル名の「B-61」は
「ボーカロイド」のゴロ合わせなのでしょうか?
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by trident-it | 2014-04-03 14:36 | 名状しがたいITのようなもの
比翼のマウス、連理のマウス
つい先日、実習教室のPCを10数台まとめてセットアップしたときのことです。
Windows7のPCを学生用のドメインに参加しようとして、
「スタートボタン」-->「コンピュータ」を右クリック…ができない。

数度試してみるも反応する素振りもないので、
今度はUSBケーブルを一度本体に刺し直して同様の操作をする(※1)も、
動きは変わらず。

マウスが壊れていると判断して、教室にあった同型の予備のマウスを接続。
そのマウス、いささか放置気味だったことが何とも不安な感じでした。
その不安は期待を裏切ることなく見事に的中し、
今度はいきなり、「スタートボタン」で左クリック…ができない。
orz...

「これだから安物のUSBマウスは…」
…と毒づきながら教室内を見回すも、予備のマウスはなく、
近場のPCに接続されているマウスもセットアップ中なので使うわけにもいかず。

安物のUSBマウス、USBマウス、USB…
右クリックのできないマウスと、左クリックのできないマウス…

「ポンっ」とひとつ手を叩いて、
2つのマウスをPCに接続して、
じゃじゃーん!
…となったわけです。
e0222779_2022321.jpg

1つのマウスで用を足さないならば、お互いの足りない部分を補い合って…
という、なんとも友情あふれる光景が…!

こんなとてつもなく安易なアイデアで、ちゃんと動作するのか不安でしたが、
そこはヤってみるものです。
ちゃんと動くんだな、これが。

こんなことは、「PS/2」コネクタの時代にはできない芸当です。

このPCも、マウスを持ち替えつつ操作した結果、
めでたく学生用ドメインに参加することができましたとさ。

よくよく眺めてみると、操作の時に間違えないようにつけた「×」印が
どこかの漫画で見たことのある「仲間の印」に見えなくもない。
左手とかいう設定は、この際、野暮というものだろう。

意外とイイ感じなので、学校は春休みだし、しばらくはこのまま放置しておこう。


※1:
「壊れている認定」をする場合も、ちゃんとテストしましょう。
コネクタの抜き差しや、OSの再起動なんかで問題が解決することも多いです。
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by trident-it | 2014-02-08 20:41 | 名状しがたいITのようなもの
デジタルノイズキャンセリングがすごい
先日、デジタルノイズキャンセリング機能のついた携帯音楽プレイヤーを購入した。

駅のプラットフォームなど、ざわついた場所で電源を入れた瞬間、
周囲の喧騒が一瞬で静寂に変わる。
音に慣れてくると、全くの静寂ではなく、わずかなサーッというホワイトノイズと
構内や社内アナウンス、電車の走行音がずいぶんと遠くに聞こえる。

交通量の多い交差点などでは、通り過ぎる自動車やトラックは
すべて電気自動車にでもなったかのように感じられる。

実際のところ確かに快適で、近くで大声で話している人がいても、一向に気にならない。
おかげでこの音楽プレイヤーを使用した初日は電車の駅を見事に乗り過ごしてしまった。

このノイズキャンセリングがどのような仕組みになっているのかというと、
周囲の音をイヤホン内臓のマイクで拾い、その音の波形を瞬時に解析し、
その音とは逆位相の音の波形(反対の波形をした音)をつくり、
互いの音をぶつけることで打ち消しあう。

ノイズキャンセリングの原理は1970年代頃から語られていたようだが、
アナログ処理をしていた頃は、
リアルタイムで正確な逆位相の音の波形を作るのは困難だったようだ。
それがIT分野の技術革新もあって、デジタル処理になり、
リアルタイムで正確に逆位相の音を作れるようになった。

今では1万数千円払えば、周囲の騒音を98%、
数万円払えば99%以上の騒音をカットできる。

公共交通機関での移動や座って作業をする際には問題ないが、
乗り物を運転しながらとか、歩きながらとかの使用は、
周囲の音が本当に聞こえ難くなるため、控えた方がよさそうだ。
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by trident-it | 2014-01-31 23:54 | 名状しがたいITのようなもの
iPhone/iPadの開発、はじめました
10月に後期の授業が始まって、情報処理試験、学園祭とやっていたら
あっという間に11月も終わり…。月日の過ぎるのは早いものです。

夏休みに機材の入れ替えを行った教室も無事稼働にこぎつけ、
初期トラブルはあるものの、新しい機材で概ね良好に授業を進めています。

今回の実習機器新調の目玉は何と言っても
Apple製品の導入で、情報系学科の教室も華がある感じになりました。
それと同時にApple Developerも正式に登録し、
iPhone/iPadの開発も実機でできるようになりました。

現在は高度情報学科の3年生がiPhone/iPadの開発に取り組んでいます。
最初は初めて触るMac環境に戸惑いながらも、
そこは情報系最高学年の猛者たち、すぐに馴れて開発を楽しんでいます。

iPhone/iPadの開発では、
ビューやボタンなどの各種パーツを扱うところから始めて
画面遷移のあるアプリケーションやファイルの入出力、
カメラや加速度を使ったアプリケーションを作っており、
次はいよいよデータベースを使ったアプリケーションへと授業を進めていきます。
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by trident-it | 2013-11-30 12:28 | 名状しがたいITのようなもの
ビッグデータとデータサイエンティスト
コンビニでポイントカードを使って買い物をするとデータを蓄積され、
携帯電話のGPS機能をアプリから利用されるとトラッキングされ、
飲料系自販機の前に立つと、備え付けのカメラから画像分析されて
年齢層や性別、時間帯等で自分にあったおススメ飲料を提示される。

いわゆるビッグデータの収集方法や活用方法である。

ここ近年、このビッグデータの収集方法とその活用方法が
とてつもない進化を遂げている。

「ヒト、モノ、カネ」から
「ヒト、モノ、カネ、情報(データ)」と言われるようになって、
データがお金になることがわかってから、データマイニングと言われる
巨大データを解析して有用な情報を取り出す手法が用いられるようになった。

それを学問的に表した言葉がデータサイエンスで、
その道のプロフェッショナルがデータサイエンティストである。

今のITの世界では、
ロボットの進化にも目を見張るものがあるが、
ビッグデータとデータサイエンティストに関する話題も見逃せない。
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by trident-it | 2013-07-10 23:28 | 名状しがたいITのようなもの
何にしろイヤな話。
NPB(日本プロ野球機構)が統一球をよく飛ぶように仕様を変更したが、
その事実を隠ぺいするためにメーカーに口止めしていた問題で、
景気のいいホームランの乱打戦よろしく日本が盛り上がっている
その地球の裏側のアメリカでは、「PRISM(プリズム)」と呼ばれるシステムで
こちらも相当に盛り上がっている。

PRISMとは、米国の国家安全保障局、通称NSAが
米国の大手インターネット関連企業のサーバから
広範囲にわたる個人情報を収集していたのではないかという問題で
やり玉に挙がっているシステムである。

そして、その情報は内部告発によってもたらされたという。
現在の米国側の正式なコメントとして、
「法律上認められた情報収集を容易にするために利用される政府内部のシステム」
とされているようだ。

一応頭に「諸外国の情報活動に関する」という言葉がつくようであるが、
インターネットは世界中とつながっているため、事実上
米国内のネット利用者も当局の監視下にあるということになる。
なんともぞっとする話である。

テロを未然に防ぐための手段の一つともされているようであるが、
今年4月に起きたボストン・マラソンの爆弾テロ事件は何とも皮肉な結果に終わっている。

また、当該の大手インターネット関連企業のいくつかは、
経営者の私的コメントを含めてPRISMとの関連を強く否定している。

しかしながら、どちらの問題も責任者が洋の東西を問わず、
「昨日までは知らなかった」というあたり、胡散臭さは拭い去れない。
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by trident-it | 2013-06-12 23:43 | 名状しがたいITのようなもの
そのセリフ、お主なかなかやる・・・
本来の目的とは全く違ったことで、何かにふッと気づかされたこと、ありませんか?

「いあ!いあ!」とかいう、深夜の日本的活動漫画映画を鑑賞していたときのこと。
主要登場人物のうちの2人が携帯ゲーム機で交流を深めて(?)いる場面。

「修正パッチが出ないってことは、メーカー公認ってことですよ!?」

こんなセリフを面と向かって言われた場合、
開発する側の一人として、この命題にどう向き合っていくべきか・・・

とりあえず、「開発者 心構え」でGoogle先生に聞いてみよう。
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by trident-it | 2013-06-05 23:25 | 名状しがたいITのようなもの
みんなのうたにボーカロイドくる~
NHK「みんなのうた」といえば、
「コンピューターおばあちゃん」な世代です。

「みんなのうた」は今年で53年目を迎えたそうですが、
その長い歴史を持つ番組の8月・9月のオンエア楽曲として、
初めてボーカロイドの楽曲「少年と魔法のロボット」が選ばれたそうです。

歌うのはGUMIさんです。
商品名的には「VOCALOID2 Megpoid(メグッポイド)」です。

GUMIさんのボーカル音源は
アニメ「マクロスF」の歌姫の一人、ランカ・リーの中の人でブレイクした
「中島 愛(めぐみ)」さんで、キャラクターデザインは
アニメ「パトレイバー」や漫画「究極超人あ~る」で有名な
「ゆうきまさみ」さんです。

Cool Japanを代表する、ボーカロイドの皆様の今後の活躍に
一層の期待をこめて・・・。
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by trident-it | 2013-06-02 12:19 | 名状しがたいITのようなもの
パンツァーフォー!
5/13~5/19集計のオリコンDVD週間ランキングで、
「よくわかる!陸上自衛隊 ~陸の王者!日本を守る戦車の歴史~」が
15,000枚を売り上げて、総合1位を獲得したそうな。

教養DVDのジャンルでの1位獲得は、同ランキング史上初の快挙だそうだ。

TVアニメ「ガールズ&パンツァ-」とのコラボレーション企画の影響であることは
疑いようのない事実である。

このアニメの影響もあり、密かに戦車ブーム真っ最中です。
先のDVDのみならず、プラモデルでも「ガルパン・モデル」が発売ラッシュでした。

このブログでもお世話になったデアゴスティーニ・ジャパンは
「コンバット・タンク・コレクション」以外にも「自衛隊モデル・コレクション」なるものも
創刊しました。

え、ITで戦車はないと・・・?

いやいや、ITでもあるんです!
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もちろん、本屋で見かけて即、購入です。
自機にⅣ号戦車、敵機にT-34のCGモデルを使うところがイイですね。
Ⅳ号戦車は頑張って「あんこうチーム仕様」にするとして・・・
あとは、授業で日の目を見ることができるのか、というのが一つの大きな課題ですね。
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by trident-it | 2013-05-29 15:16 | 名状しがたいITのようなもの