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週刊ロボゼロ12
カレンダー通りのお勤めとはいえ、GWが終わってしまいました。
あー、夏休みが待ち遠しいなぁ・・・(←早過ぎ)。
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さて、ロボットといえば、前々回の話題で
福島の原子力発電所でようやくロボットが活躍したということを書いたわけですが、
そのリハーサルというか訓練を静岡県にある浜岡原子力発電所で実施していたそうです。
建物等の構造が似ているのでうってつけだったとか。

その浜岡原子力発電所ですが、この数日で一気に話題の中心になってしまいましたね。
浜岡原発の全炉停止要請、実はすごい英断なのでは・・・と思っています。

そもそも浜岡原発は東海地震が起こるとされるプレートの真上に建てられており、
その東海地震も今後30年以内にM8レベルの地震が起こる確率が87%だそうです。
これは他の同等レベルの地震が起こるとされる地域の、
控えめに見積もって1桁、下手をすると2桁違う確率になるそうです。

全炉停止よる電力供給問題に関しては、真夏のピーク時に電力が足りないようですが、
幸い、中部電力は原子力発電の発電全体に占める割合が14%であり、
関西電力の48%、北海道電力や九州電力の40%に比較すると大幅に少なく、
みんなで少しずつ節電すればなんとかなりそうな気がします。
実際、23%の東京電力も節電や電力をかき集めることで輪番停電はなくなりました。

みんなで節電といえば、一アニメファンの提案から始まった「ヤシマ作戦」があり、
人力による電力スマートグリッドの実践が話題になりました。
私の職場でも省エネが叫ばれており、この地域全体で節電をそこそこ実践できれば、
工場等の生産性や経済・産業活動は十分維持できるのではないかと思うのですが。

話を浜岡原発の全炉停止に戻します。
福島の惨劇の後だけに、全炉停止を前向きに捉える方が多いように見受けられます。
これを機に脱原子力の動きが起こると、化石燃料にも将来を期待できないことから、
代替エネルギーの開発と移行が急速に進むことになると思われます。

最近流行のドラッカーの言葉を借りれば、エネルギーイノベーションが起きる訳ですね。
そうなると、そのきっかけを作った男、菅直人総理大臣の名が語り継がれる訳ですね。
タイガーマスク運動が盛り上がった頃よく言われた、「同じ直人でも全然違う・・・」。
そうではなくなる日が・・・来るかもしれませんね。
by trident-it | 2011-05-09 02:42 | 週刊ロボゼロ
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