人気ブログランキング | 話題のタグを見る
実習教室の機材入れ替え2014
ありがたいことに、
今年も実習教室の機材入れ替えを行うことができました。
3年連続の入れ替えで、情報系学科の3つの実習室すべてが
リニューアルされたことになります。

今回は昨年のApple製品の導入に比べると
イマイチ華やかさに欠けますが、
一昨年のAndroidタブレット、昨年のiPad miniに続いて
今年はWindows Surface Proを購入したので、
タブレット3兄弟が勢揃いしたことになります。

また、今年の教室はデスクトップPCのモニタは全台、
10点認識のマルチタッチ・ディスプレイになりました。

これに超小型PCのRaspberry Piなんかも加わって、
最新OSの実習から
最近流行のタブレットやスマホのアプリ開発、
更には組み込み系アプリ開発の実習まで
幅広く対応できるようになりました!

他にも、授業中活躍するプロジェクタとスクリーンは
ワイドサイズの120インチでフルHD出力対応なので、
ゲーム機やBlu-rayディスク・プレイヤーを繋げても安心な仕様!
…ゲフン、ゲフン。

すみません、取り乱しました…。
ともあれ、そんな充実した環境になったということです。


ところで…
(しばし遠い目。そして、軽い溜息をひとつ)

新しい製品、新しい技術に浮かれ喜んでいるばかりが
実習機材の入れ替えにまつわるドラマではありません。

今回の機材入れ替えは、一つの時代の終わりも
同時に連れてきました。

我々が長年親しんできた
フロッピーディスク・ドライブ付のマシンと、アスペクト比
4:3のディスプレイが情報系学科から姿を消すことになりました。

特に、FDD、フロッピーディスク・ドライブの消失は、
10数年ほど前にブラウン管のCRTモニタが液晶モニタに
置き換わった時よりも、その喪失感は大きく感じられます。

今どき、3.5インチでデータ容量が1.44MBのディスケットなど、
携帯電話(しかもガラケー)で撮った写真1枚すら満足に保存できません。

しかし、現役当時は学校の課題提出も、データのバックアップも
すべてフロッピーディスク1枚でした。

また、MS-DOS時代には
パソコンでゲームをするために、毎度毎度、何回も何回も
フロッピーディスクを入れ替えたものです。
今流行のブラウザゲームなど、到底思いもよらなかった頃です。

もう少し世代があがると、フロッピーといえば、
5インチだ、いや、8インチだと話に収集がつかなくなるので
大きなくくりでフロッピーディスクということで…。


そんな感傷に浸るのも、こんな機会があればこそ。

…しかし、実際には
そうそうセンチメンタルを引きずるわけにもいかず、
新しいコンピュータでの環境構築が思いのほかトラブルの続出で
「マジでっ!?」
を何度連呼したかわかりません。

今、この記事を書くことのできる
心のゆとりを持つことができたことが幸せです。
(一週間くらい前までは、本当に追い込まれていたので…)

火の七日間もかくや、という勢いだった悪夢の日々の出来事は
記憶と気力があれば、またの機会に記すこともあるかもしれません。
by trident-it | 2014-09-30 22:44 | 徒然なる日常
<< Unity使ってみた ヤマよりもオチよりも・・・ >>